1 今後のスケジュール
ここでは、このゼミにおける今後のスケジュールを書く。
- 3年11月 輪読
- 3年12月 問いの発表1周目
- 3年01月 問いの発表2周目
- 春休み
- 4年7月 問いの決定
- 夏休み データ集め
- 4年10月 データ分析と結果の解釈
- 4年11月11日 論文の構成、初稿の提出
- 4年12月 大学へ提出
1.1 締め切り
いくつかの締め切りを設定している。
1.2 各週の予定
1.2.1 第7, 8回
論文を読んで議論する。詳細は輪読についての節で。
1.2.2 第9, 10, 11回
初回の卒論研究課題候補発表。詳細は卒業研究アイデア候補発表についての節で。
1.2.3 第12回
参照の書き方、参考文献リストの書き方
1.2.4 第13, 14, 15回
2周目の卒論研究課題候補発表。詳細は卒業研究アイデア候補発表についての節で。
1.2.5 4年以降
3つの締切を定める。単位のためにはすべてクリアすること。 これらはあくまで締切なので、もっと早く進めて良い。夏休みに終わるのならそれでもいい。
1, 2についてはこのゼミ特有の締切である。3については大学全体の締切である。
- 問う価値のある研究課題を決定する
- 実行可能な研究方法を提示する
1のために、問題意識に沿って先行研究をレビューし、現在わかっていること、わかっていないことを整理する。 2のために、妥当な調査方法と用いるデータを示す。
夏休みにデータを集めたり分析方法の勉強をしたりして夏休み明けにデータの概要を報告し合う。
初稿。
上から下までつながっている状態のこと。その後、こちらがチェックする。フィードバックを受けた修正に残りの期間を使う。
卒論に対するコメントについて注意事項がある。スマホのwordではコメントが見れない or コメントが付いていないと勘違いしてしまうらしい。そのため、コメントの確認はpcから行うこと。
卒論を含む必要書類を大学に提出する。 詳細はちゃんと各自でチェックして、時間内に提出すること。
締切はないが、分析結果、考察、論文のストーリーの作成など、都度相談すること。いきなり書き始めても修正に時間がかかるだけ。細かいパーツ単位で問題ないかチェックしながら進めることで、大きな修正をすることなく執筆活動を進めることが可能になる(といいなあ)。少なくともいきなり本文を書き出すよりも修正作業は減ると思う。 一方で本文のためのメモはたくさん作成しておく。いきなり一からすべてを書くのはしんどいし、忘れることもでてくる。使えそうな流れとか言い回しとかが思い浮かべばその都度メモしておく。
コメントにはすべて返信すること。対応しないなら対応しないで良いので、なぜ対応しないのか or 対応できないのか or 対応したほうがひどくなる等の返信をすること。見逃していないことをこちらに伝えてほしい。見てないのだと思って何回も同じことをコメントする可能性がある。
1.3 輪読について
1.3.1 目的
- 論文の構造を学ぶ
- 参考文献の書き方を学ぶ
- 大体日本語10ページ程度 ≒ 卒論の要件と同じくらいなので、どれくらいの分量と内容であるのかを知る
1.3.2 準備内容
- 報告者以外も読んでくること。
- 内容が不明でも論文の概要、序論、結論は読む。
- わからない箇所は当日質問を行い報告班が回答する。
- 報告者はあたかも自分が研究したというスタンスで報告する。
- 表紙の次のスライドに
- 研究課題は何か
- 結果はどんなだったのかをまとめたスライドを用意する
- 報告の最後に論文の良い点と疑問点をまとめる
- 論文はclassroomにアップしときます
1.3.3 対象論文
- 石田惣平. (2020). 経営者の在任期間と業績予想の正確度. 会計プログレス, 21, 63–79.
- 安酸建二. (2021). 決算早期化が財務業績へ与える影響. 会計プログレス, 2021(22), 1–16.
- 松浦翔, 池田直史, and 井上光太郎. (2018). ブランド力が企業価値と収益性に与える影響. 経営財務研究 38 (1/2): 33–48
- 酒井絢美. (2024). 株主優待における「横並び行動」に関する実証分析. 会計プログレス 2024 (25): 37–54.
1.4 卒業研究アイデア候補発表について
1.4.1 日程
- [1周目]1回2.5人 x 3回 (30分/人)
- [2周目]1回3人 x 2回 (30分/人)
1.4.2 1周目の報告内容
- 問いを10個発表する
- 関連するだろうxとyを挙げる
- ex. xするとyが増加するだろうか
- 基本的な用語は説明できるようにしておく
- なんでそのxとyの関係性が想定できるのか説明できるようにしておく
1.4.3 2周目の報告内容
- 候補を2 or 3個に絞る
- 2, 3個合わせて上記の時間内で報告する
- それぞれについて以下の内容を報告すること。
- 問題意識は何か(なぜその研究をするのか)
- 社会背景と合わせて説明する
- 企業が抱えているだろう問題とか
- 社会情勢とか
- 重要語句は丁寧に説明する
- 他の人は知らないと考えて資料を作成する
- 社会背景と合わせて説明する
- 関連する先行研究の紹介
- 先行研究はどのような問いか、どのような方法(とデータ)か、どのような結論か
- その先行研究で満足しない理由は何か
- 先行研究があるのに、自分が卒業研究で取り組まないといけないのはなぜか (独自性)
- 何かが先行研究と違えばいい。問いが違う、方法(分析方法、変数)が違う、データ(産業、企業、国、期間)が違うなど。
- その違いが答えに影響する、それが変われば結果が変わる、重要だ、と説明できればその他は同じで良い。
- (自分の)研究課題(問い)は何か
- 検証可能な問いを立てること
- その問いを解くと何が関連する企業や組織にとって嬉しいか
- どんなデータや研究方法でその研究課題に取り組むつもりか
1.4.4 問題意識や研究課題の範囲
自分で問を立てて、それを何らかの形で検証すること
次の範囲に含まれていることを求める。
- 経営や組織の問題である。
- 過去の話である。
- データが取得できる。
- 検証可能な問いである。
次のものは認められない。
- 「現状と課題」
- 検証する形になっていない
- 現状と課題を知った上で、どのような問いを立てるのかが求められる
- 例えば、このような課題が認められるが、それをクリアしている企業がある。その企業はなぜクリアすることができるのだろうか。みたいな感じで検証できる問いの形にする。
- 未来の話
- ex. 今後どうなるのか、どうすべきか、どうしたら良いのか
- 未来の話は検証できない。
- 研究の結果、結論として未来の話に言及するのは構わない(研究動機としては構わない)が、論文の問としては不適切
1.4.5 報告内容に関する注意事項
全般
- 報告すべきことは単語ではない。
- 例えば、「卒論ではSDGsについて研究します」というのはダメ。検証可能な問いを立てることを求める。
- 自分の言葉で説明する。
- 「〜だそうです」、「〜と書いてありました」ではなく、自分で理解して人に説明するというスタンスを心がける。
データや情報について
- 1次ソース(情報源)をあたる
- 企業の発表、国の発表、団体の発表、元の論文
- 具体的な数字を示す
- 成長している、調子がいい => 具体的にどれくらい?
- 単位を示す。千円、百万円、ドルなど
- 言葉とデータがずれていないか確かめる
- 「成長している」という変化を表す言葉に対して一時点のデータを示している
- 事実と意見を区別する
- どこまでが事実(データや分析結果)で、どこからが出典元の筆者の意見、自分の意見なのかを明確に区別する。
出典について
- 情報の出典は絶対に書く
- いわゆる参考文献リスト
- 出典は情報のすぐ近くに書く
- 同じスライドに書く
- 出典は最後にもまとめて書く
- 出典をまとめたスライドを作る
- 出典は読み手が辿り着けるように書く
- 著者、タイトル、発行日、urlなどを書く
- 単に”wikipedia”だけでは分からない。wikipediaのどのページなのかまでわかるように書く
- 引用するときは一言一句コピペして「」でくくる
- 不適切な引用は剽窃になりうる
- 剽窃は不可の理由になる
論文の型の参考文献リストのところを参照する